訪問介護員の仕事内容
今の日本は、超高齢化社会に突入しようとしています。また、日本は近年平均寿命が少し下がってはいるものの、世界有数の長寿大国であることは間違いありません。２０１５年には、なんと日本人の４人に１人が６５歳以上という状況になると言われています。
高齢者は体調を崩してしまう場合が多く、入院を余儀なくされる場合もあります。しかし、長期入院できる療養型病院が増えているものの、入院患者の多さに病院側が追いつかないかもしれません。
また、老人専用の入居施設（老人ホーム）も増えてはいますが、入居希望者がその数を上回り、需要を供給のバランスが取れていない地域もあるようです。
このような社会状況化で今後ますますニーズが高まっているのが訪問介護員（ホームヘルパー）です。訪問介護員は、介護が必要な高齢者は障害者の自宅に訪問し、彼らが独立して暮らせるようにあらゆる面でサポートするお仕事です。入浴の介助や食事、排泄のサポート、通院の付き添いだけでなく、食事の準備や洗濯、お掃除、買い物などを行う場合もあります。
利用者１人にかける時間は、３０分〜２時間程度が一般的です。ベテランになると１日に５件以上のお宅を回ることもあります。訪問介護員として働く人は、一見女性の方が多いと思われがちですが、最近は男性もたくさん増えています。訪問介護員の仕事は力仕事も多く、男性も適職であると言えるでしょう。
訪問介護員として働くためには、ホームヘルパー２級以上の資格が必要になります。２級を取得するためには、講義５８時間、実技講習４２時間、そして３０時間の実習が必要になります。講習は専門学校や事業所が行っているケースがありますが、数万円〜数十万円の受講料がかかる場合があります。一方、自治体が行っている講習はテキスト代だけで済むこともあり、人気が高いです。
訪問介護員は、短期アルバイトや副業として考えている方は、ちょっと難しいかもしれません。一定期間はホームヘルパーとしてしっかり取り組む必要があるでしょう。
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